今回は、名作漫画ドラゴンボールを交えて、IT用語「デバッグ」についてご説明します。
デバッグとは?
デバッグとは、「プログラム中の不具合を見つけて取り除く作業」のことです。
デバッグは、ドラゴンボールでいうところの「爆破装置の発見・除去」です。
引用:『ドラゴンボール』(DRAGON BALL)35巻より
セルを倒した後、ドラゴンボールでクリリンが神龍にしたお願いは、人造人間17号・18号の中にある爆破装置を取り除くことでした。
引用:『ドラゴンボール』(DRAGON BALL)31巻より
人造人間17号・18号とは、天才科学者ドクターゲロが悟空を亡き者にするために作った人造人間です。
ちなみに、作中で17号・18号の体内に爆破装置が存在する説明はされていません。
クリリンが17号・18号の設計図を手にした後に、物語上は明らかになっていたのでしょう。
17号・18号の爆破装置除去は、次の①②の流れで行われました。
①クリリンが手に入れた人造人間17号・18号の設計図を参考にして、爆破装置を見つける
②神龍へのお願いで17号、18号の爆破装置を取り除く
実は、この①②が示す「爆破装置の発見・除去」こそが、「デバッグ」の意味に当てはまるのです。
「デバッグ」について詳しくご説明していきます。
デバッグは、プログラム中に存在する不具合(バグ)を見つけ出して、取り除く作業のことです。
※プログラムとは、コンピュータに「ああしなさい、こうしなさい」とデータ処理の注文をまとめた命令文です。
コンピュータは、命令であるプログラムに逆らうことはできません。
引用:『ドラゴンボール』(DRAGON BALL)19巻より
そのため、例えプログラム(命令)に不具合があったとしても、
コンピュータは不具合のあるプログラムを実行してしまいます。
コンピュータを正しく動かすためには、プログラムの不具合を探し出して、取り除く作業が必要です。
上記の「プログラムの不具合を探し出して、取り除く作業」のことを、「デバッグ」といいます。
現実世界のデバッグでは、プログラム中の不具合(バグ)を見つけて除去するまでに、大変な労力がかかります。
ドラゴンボールの世界のように、神龍にお願いして簡単に爆破装置(不具合)を除去してもらえるわけにはいかないのです。
まとめ
デバッグとは、「プログラム中の不具合を見つけて、除去する作業」のことです。
名作漫画の力を借りることで、少しでもIT知識が理解しやすいものになればと思い、この記事の執筆にいたりました。
この記事をとおして、少しでもIT知識を身につけることができましたら幸いです。