今回は、名作漫画ドラゴンボールを交えて、IT用語「プロキシ(プロキシサーバー)」についてご説明します。
プロキシサーバーとは?
プロキシとは、「Webブラウザに代わってホームページにアクセスしてくれるコンピュータ」です。
プロキシは、ドラゴンボールでいうところの「界王様」です。
引用:『ドラゴンボール』(DRAGON BALL)18巻より
界王様の背中に手を当てると、意図した相手と心の声で会話することができます。
引用:『ドラゴンボール』(DRAGON BALL)18巻より
界王様によって、悟空と亀仙人の会話が仲介されていますよね。
人の会話を仲介する界王様は、「プロキシ」の考え方に当てはまります。
「プロキシ」について詳しくご説明していきます。
プロキシは、Webブラウザに代わってホームページにアクセスしてくれるコンピュータのことです。
一般家庭だと、パソコンのGoogleChromeといったWebブラウザを使って、インターネットを介してホームページにアクセスします。
お気づきかもしれませんが、一般家庭だと「プロキシ」は(基本的に)存在しません。
プロキシは、企業のネットワーク(社内ネットワーク)に設置されていることが多いです。
従業員が企業のパソコンでホームページにアクセスする際に、「プロキシ」が代わりにホームページにアクセスして、ホームページの情報をWebブラウザに提供します。
プロキシ1台あれば、企業内の全てのパソコンに代わって、プロキシがインターネット上のホームページの情報を持ってきてくれるのです。
プロキシには、大きく4つのメリットがあります。
メリット①インターネット経由でウイルスが侵入してくるときの防壁(身代わり)として機能する。
メリット②Webブラウザ側(パソコン側)の身元は、ホームページ側にばれない。
メリット③企業内の誰が・いつ・どんなホームページにアクセスしたか記録を残す。
メリット④アクセスしたことのあるホームページの情報は高速で提供してくれる。
(プロキシはアクセスしたことのあるホームぺージの情報を覚えているため)
このように、プロキシは主にセキュリティに関するメリットをもたらすため、企業(組織)に導入されていることが多いです。
厳密にプロキシをドラゴンボールの世界で説明しなおすと、悟空と亀仙人は直接会話せずに、界王様が両者の伝言を伝えるイメージですね。(ややこしくて申し訳ございません)
まとめ
プロキシとは、「Webブラウザに代わってホームページにアクセスしてくれるコンピュータ」です。
プロキシは基本的に企業のネットワークに導入されているコンピュータで、主にセキュリティに関するメリットをもたらします。
名作漫画の力を借りることで、少しでもIT知識が理解しやすいものになればと思い、この記事の執筆にいたりました。
この記事をとおして、少しでもIT知識を身につけることができましたら幸いです。