今回は、AWS認定のSysOpsAdministrator(SOA-C01)を座学だけで一発取得したお話です。
「SOAを取得しなければならないが、時間が無い」といった事情のある方には、座学(問題集)メインでの学習をおすすめします。
ただし、時間に余裕がある場合は、実際にAWSサービスを操作するハンズオン中心の学習をおすすめします。
座学だけでSOAを取得しても、AWSの操作に慣れていないため、スキルが必要とされる場面への応用が難しいためです。
今回取得した資格
取得した資格は、AWS認定のSysOpsAdministrator(SOA-C01)です。
SOA-C01は現行のSysOpsAdministratorで最も新しいバージョンですが、近々ラボ試験(実際にAWSサービスを操作する試験)が追加されたSOA-C02が開始予定です。
※2021年7月開始予定
公式情報はこちら
SOA-C02では実機試験が追加されるようですが、選択問題の出題内容は大きく変化しないため、本記事を執筆しました。
試験前に取得済みだったAWS認定
既に取得済みだったAWS認定は以下です。
・CLF-C01(クラウドプラクティショナー)
・SAA-C02(ソリューションアーキテクトアソシエイト)
AWS認定のアソシエイト試験は、SAA・SOA・DVAの3つですが、個人の得意分野によって、これらを取得する順番は大きく2パターンあります。
1. 運用よりな人が取得する順番
SAA→SOA→DVA
2. 開発よりな人が取得する順番
SAA→DVA→SOA
筆者は「1.」に当てはまるので、DVAより先にSOAの取得に取り組みました。
勉強方法
SOAには専用の参考書が日本書籍にはありません。
※2021年6月現在
英語版であれば何冊か出版されています。
英語の読めない筆者は、以下4つの方法でSOAの勉強をしました。
①~④について、以下に掘り下げていきます。
①AWS公式トレーニング
https://www.aws.training/Details/Video?id=41299
試験の概要や、模擬問題を解説してくれるAWS公式のデジタルトレーニングです。
英語の動画ですが、日本語の字幕を付けられるので、英語が苦手な人でも試験の概要を理解できます。
②AWS公式模擬問題(20問:答えなし)
https://aws.amazon.com/jp/certification/certified-sysops-admin-associate/
AWS公式の模擬試験です。
過去にSAAやDVAを取得していれば、模擬試験を無料で受験するクーポンを利用できます。
問題の難易度は、本番に限りなく近いため、試験の直前でなく早めに受験しておき、問題の傾向をつかんでおくことをおすすめします。
模擬問題は採点はあれど、答えや答えの解説がないため、問題の内容をメモしておくとよいでしょう。
③Udemy(65問×4セット:答え付き、解説付き)
https://www.udemy.com/course/aws-sysops-53195-q/
非公式ですが、問題数の多いWeb問題集です。
問題のクオリティが高く本番と同等かそれ以上の難易度で実戦向きです。
答えだけでなく、答えの解説も付いているため比較理解度が深まります。
ただし非公式のため日本語がおかしかったり答えが間違っていることもあるのでご注意ください。
問題集は有料で定価3000円代ですが、時々セールが開催されて1000円代で購入できます。
④ExamTopics (50問~60問:答え付き、解説なし)
https://www.examtopics.com/exams/amazon/aws-certified-sysops-administrator-associate/view/
こちらも非公式のWeb問題集ですが、無料です。
英語のサイトですが、Google翻訳等の翻訳機能を利用すればある程度理解できます。
Udemyと同様間違った答えも見受けられますが、問題1つ1つにコメント欄が設けられており、正しい答えについて指摘されています。
結局どの勉強法が効率的か
本当に受験までの時間がなければ、上記の③Udemyの問題集をひたすら周回すればSOAの取得率を大幅に上げられるでしょう。
本番以上のクオリティの問題が250問以上用意されているため、本番試験の際に経験した問題がヒットしやすいです。
ただし、この方法で取得した資格が、自身のスキルに直結するかは別のお話になります。
試験の結果
試験のスコアは 782 でした。
座学だけなせいか、やはり高得点を達成しにくい印象です。
問題集の答え解説を読み込む時間を増やせば、800点台に乗った想定でいます。
まとめ
今回は、AWS認定のSOA-C01を座学だけで取得した勉強方法をご紹介しました。
時間が無い人にはUdemyのWeb問題集をおすすめしますが、時間に余裕があれば、積極的にハンズオンをしてスキルと資格を直結させることがベストです。
この記事を通して、少しでも資格取得のお役に立てれば幸いです。