無理に自炊をしたり、ガスや電気の使用の制限すると、
お金は節約できても、大量な時間や体力を消費してしまいます。
今回は、1人暮らしに負担のない、貯金がはかどる節約方法を3つご紹介します。
日本人の平均貯金額
節約して貯金額を増やしたい!と考えている方は貯金目標の参考までに、
日本人の平均貯金額を見ておくのもよいでしょう。
平均 | 中央値 | |
全年代 | 645 万円 | 45 万円 |
20代 | 106 万円 | 5 万円 |
30代 | 359 万円 | 77 万円 |
40代 | 564 万円 | 50 万円 |
50代 | 926 万円 | 54 万円 |
60代 | 1335 万円 | 300 万円 |
参考:https://www.shiruporuto.jp/public/check/style/yoron/tanshin/2019/19bunruit001.html
20代では貯金額(金融資産含む)の中央値は5万円と、
あまり貯金できていない人が多いようです。
節約方法① 固定費を削減する
最も貯金額が増える節約方法は固定費の削減です。
固定費の削減について、いくつかご紹介していきます。
利子付きの分割払いがあれば早めに完済する
利子付きの分割払い(クレジットカードのリボ払いなど)が
ある方は、貯金は考えずに少しでも早く完済しましょう。
【例】
毎月残金1%の利子で10万円を借りていたとします。
■返済パターン1
毎月1000円返済(100回払い)
⇒1か月目は1000円+1000円(残金10万円の1%)=2000円、
2か月目は1000円+990円=1990円、、、と返済していき、
完済するまでに5万500円の利子を支払う
■返済パターン2
毎月1万円返済(10回払い)
⇒1か月目は1万円+1000円(残金10万円の1%)=1万1000円、
2か月目は1万円+900円=1万900円、、、と返済していき、
完済するまでに5500円の利子を支払う
パターン1、2ともに借りた額は同じなのに、
最終的に支払った利子は10倍近くの差があります。
利子は、完済までの期間が長ければ長いほど、増えていきます。
利子付きの分割払いをしている限りは、貯金をせず、
少しでも多く返済していく方が「節約」になります。
不要な保険に加入しない
20代で1人暮らしだと自身で加入する保険は月額2000円程度のもので十分です。
扶養する人がいたり、その他特別な事情を除いては、
月額5000円以上の生命保険へ加入する必要はないでしょう。
節電タップを購入する
簡単に削減できるのに見落としがちな固定費は電気代(待機電力)です。
待機電力とは、家電をコンセントに差しっぱなしにしている時に
使用されている電力のことです。
節電タップを購入することで、コンセントの抜き差しをしなくても
年間約1000円の電気代を削減が可能です。
そのため、節電タップ購入のコストは1~2年で回収できます。
スマホは格安SIMで利用する
毎月のスマホ代は格安SIMの利用によって節約することができます。
格安SIMの利用方法や料金について、分かりやすいサイトがありましたので、
リンクを貼っておきます。
【格安SIMはほぼ同じ】上位7社比較とセットで安いスマホ15選
その他固定費の見直し
月々の定額(サブスクリプション)サービスに加入している場合は、見直してみましょう。
【例】
・ネットフリックスやAmazonプライムといった複数のVODから1つに絞る
節約方法② 買い物はクレジットカードを使う
クレジットカードを利用する
クレジットカードで買い物をすると、国のキャッシュレス還元や、
カード会社のポイント還元を受けることができます。
還元される分、通常の買い物より消費を節約できます。
注意点は、クレジットカード以外の種類のポイントを貯めないことです。
特定のお店のポイントを貯める習慣ができると、経済圏(お金を使うお店)が固定されます。
つまり、必要以上にポイントを気にしていると、
他のお店で買ったほうがお得なことに気付かなくなります。
クレジットカードで特定のポイントは気にせず、必要なものだけを買いましょう。
買い物で悩んだときは「不可能を可能にする最低ライン」で買う
もし買い物で悩んだときは、買うものが、本当に必要かを判断しましょう。
そのうえで、「不可能を可能にする最低ライン」で買います。
【例】
・PCを持っていないので、ブログ執筆用に購入したい。
5万円のPCと10万円のPCが売られていて、
10万円のPCはハイスペックでデザインもかっこいい。
ただし、5万円のパソコンでもブログを執筆するのに十分なスペックがある。
この例の場合、現状「ブログを執筆できない」を「ブログを執筆できる」
に変える最低ライン、5万円のPCを買うのがベストです。
なにか目標を達成するためにものを買うときは、
目標を達成できる一番安いものを買いましょう。
節約方法③ 銀行口座を2つ持つ
節約したくてもついついお金を消費しがちな場合は、
銀行口座を2つに使い分けることをおススメします。
銀行口座を2つもっていない人はどの銀行でもよいので、新しく口座を作ってください。
2つの口座のうち、1つを貯金用口座とします。
あとは、毎月貯金したい額が、貯金用口座に毎月送金される設定をすればOKです。
銀行口座を2つ持つことで、「お金を節約したいけど使ってしまう」という
ジレンマから脱却できます。
まとめ
1人暮らしの節約は、固定費の削減が重要です。
固定費を削減すると、貯金が増えたり必要に応じて使えるお金が
増えたりと、生活が豊かになります。
節約で注意していただきたいのは、
多くの時間や体力を必要する節約は、むしろマイナスであることです。
節約に使った時間を、自身が普段働ているときの時給とくらべて、
「この節約はお得か」を判断するとよいでしょう。
この記事をとおして、少しでも節約・貯金のお役に立てれば幸いです。